記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け不要-非マイコン系]

最近エレショップでは『木製キット』と言うここ何年かでよく見るようになったキットを取り扱い始めました。
先日も電工女子のオカポンが★エレベーターキット「KIT328-ELV-3F」を当ブログで紹介しておりましたが、あの流れのキットでございます。
構成部材にレーザーでカットした木材を使用しておりまして、環境にも優しく製作も比較的簡単と言われております。

と言う訳で本日は。
そんな『木製キット』からX(旧Twitter)で注目を集めました★ピッチングマシンキット「KIT418-RB-PTC」を紹介してみようと思います。

ピッチングマシンキットです
パッケージはお世辞にもキレイとは言えませんが、ボールが5個も入っている時点でなんだかテンションが上ってしまいます。
こう言うのを『男の子の性(サガ)』と言うのでしょうか。

では中身を見てみましょう。
セット内容です
木の板と少量の部品、そして5個のボールでございます。
部品点数も少なく、まぁ完成写真を見ても分かりますがそれほど難易度は高くないようでございます。

最初から付属しているのは中文の説明書でございます。
中文の説明書
漢字なのでなんとなく書いている意味は分かりますが、そう凝ったことをするキットでもないので写真だけでも問題なく組立てできるのではないかと。

なお、商品には弊社で製作いたしました日本語の補助説明書を同梱しております。
付属の中文説明書を機械翻訳にかけてちょっと注釈を付けたものですが、組立てには十分な内容となっております。

では組立てていきましょう。
まずはベース部分の組み立て。
まずベースを組む
カットされた木の板からL字の部品を取り出し、底板に取付けます。
まぁ立てるだけですから
まぁ、差し込むだけですのでそれほど難しくもありません。

続いて背板を取付けます。
背板を取り付ける
この背板は差し込んだり差し込まれたりとちょっと取付けが面倒でございます。
どうにもこうにも難しく感じた際は、一旦底板からL字の板を外し、先にL字の板を背板に取付け、その後底板に取り付けるようにすれば、力をかける方向が1方向になりますので少しわかりやすくなります。
グイッとためらわず押し込む!
まぁ何にせよ、コツは板が壊れることを恐れずにグイッと体重乗せ気味に押し込むことでございます。
今回私はシリコン製の工作マットを二重に敷いた上で作業しておりましたので、全然力が入らず難儀いたしました。
板を押し込む際は硬いところで押し込むようにしてくださいませ。
もう大体全体像が見えてきた
と言う訳で、もう大体全体像が見えてまいりました。
次はL字の板を平行にします。
使うのは1個だけ
ヨの字の板を1枚取り出して、L字の板の先に取り付けます。
ヨの字の板がもう1枚あるのは予備ですので、割れることを恐れずに取り付けができますね。
これでガイドレールが平行に
まぁ破壊を恐れるほど力をかけなくても取り付けできるのですが。

ここで中文説明書の表面の作業は終了。
裏面に進みます。
次はマシン部分の組み立て
いよいよ駆動部分の組立てです。
まずは小袋に入っていた部品を並べてみましょう。
小袋に入ってた部品たち
思いの外少ないですね。シンプルなの、良いと思います。
ちなみにネジもストッパー(オレンジ色のドーナツ)も予備が含まれておりますので、完成時に余っても問題ございません。
むしろ落としたりなくしてしまった時に必要以上に焦らなくてよく、ありがたい配慮でございます。

では駆動部分。
まずはモーターに電池BOXを取付けます。
ハンダはしない簡易仕様
エレベーターキットと同じく、基本的にはんだ付けはいたしません。
まぁ個人的にははんだ付けしてモーターの端子にしっかりと電線を付けた方が良いと思いますが、例えばモーターを逆回転させてみたり、違うモーターに交換したい時にはガッチリハンダで固定しないほうが良いのかもしれません。
何にせよ、ここではモーターの端子の穴に動線を通して巻き付けただけでOKとします。

注意しないといけないのは極性でございます。
モーターの極性注意!
説明書の写真通り、↑の写真のように赤線と黒線を取り付けてください。
これ、逆につなぐとモーターが逆に回ってややこしいことになるので注意が必要でございます。

次に、このモータを背板に取り付けいたします。
モーターを 取り付けようと 思ったら
モーターホルダーも説明書に写っているものと色が違いますが気にしない方向で。
海外商材にはよくあることでございます。

ではネジで背板にモーターを取り付けようかな!と思ったら!!
背板が逆で 取り付けできぬ グヌヌ
背板逆につけてたわ・・・

いや、まぁ、この状態でもモーターの電源極性を逆にして何食わぬ顔で取り付ければ良いのですが、今回は一応基本に忠実に行こうと思いますので、一旦バラして背板を付け直しました。
2回目だからすんなり入った
一度組立てた後だったので板の穴も少し滑らかになっており、再組み立ては意外とすんなりとできました。
まぁ、大した問題ではなかった、と言うことで。

では気を取り直してモーターを背板に取付けましょう。
モーターの向き注意!
もともと背板にはネジ穴が空いておりますので、その位置に取り付ければ間違いはございません。
本来はボールに合わせて位置の調整が必要なのでしょうけど、組立キットなのでその辺は良いようにしてくれております。

なお、モーターの取付けも注意が必要でございます。
モーターの端子が外向くように
中文説明書ではモーターの端子が背板の方に向いているように見えますが、これは罠でございます。
一度その様に取付けて失敗した私が言うのですから間違いございません。
モーターは端子が外を向くように取り付けてください。
※この辺り日本語版補助説明書では画像も修正しております。
 組立ての際はぜひ日本語版の補助説明書をお使いください。

モーターの取り付けが終わりましたらそこにぶら下がっている電池BOXを固定します。
両面テープ(合理的)
電池BOXの固定は両面テープで行います。
モーターと違って動くわけでなし、しっかりと固定しなくてはいけないものでもございませんので、両面テープでペタっと貼り付けるだけでOK。なんとも合理的ですね。
貼り付けるだけの簡単なお仕事
ちなみにこの『両面テープ』。皆様なんと読みますか?
私は物心付いたときから『リャンメンテープ』と読んでいたのですが、どこで覚えたのか憶えていないんですよね。
私の記憶が確かなら、アニメの『じゃりン子チエ』でもチエちゃんが「リャンメンテープ」と言っていたような気がするのですが、別に大阪弁という訳でもないようでして。
ただのオッサン言葉なのでしょうかね。

~閑話休題~

次に、背板に軸受を取付けます。
軸受の取付け
モーターの相方になるローラーを取り付けるための軸受でございます。
こちらも背板にネジ穴が空いておりますので、その位置に取り付けるだけでございます。

軸受を取付けたら、次はモーターの相方のローラーを組み立ていたします。
回さない方のローラーを作ります
使う部材はこちら。
タイヤに軸をグイッと突っ込みます。
これも硬いところでグイッとする
その後、タイヤに近い位置にストッパーを取り付けます。
留め具の位置は適当でOK
ストッパーの位置は後で調整いたしますので、ここでは適当な位置で問題ございません。

相方ローラーができましたら、軸受に差し込みます。
軸受に入れる
相方ローラーの軸の下にもストッパーを付ければ相方ローラーは完成でございます。
下も留め具で止める

最後にモーターにもタイヤを付けまして、相方ローラーと高さを揃えたら
モーターにもローラーを付けて高さを揃える
完成でございます。
と言う訳で完成です
シンプルな中にシュッとした雰囲気があってなかなか男前のキットでございます。

では早速付属のウレタンフォームボールを置いてみましょう。
いい感じでボールが挟まる
おぉう。絶妙な挟まり方でございます。
この位置でモーターの回転を受けてボールが飛んでいくんですね。
ここからスポーンとボールが飛びます
さて、どのくらい飛ぶのでしょうか。

では電池を入れて動かしてみましょう。
電池を入れて
電池BOXにはレバースイッチが付いておりますので、このスイッチを電池側に倒せばスイッチがONになります。

では。
いざ、グイッと。
スイッチョン!
軽快なモーター音とともにローラーが回転いたしました。
この高速回転するローラーにウレタンフォームボールが巻き込まれて弾き飛ばされるのですね。
若い頃野球やら庭球やら卓球やらに全く関わってこなかった身であっても、ボールを飛ばす機械には心が動かされてしまいます。


と言う訳で。
皆様お待ちかね。
このピッチングマシンがボールを飛ばすところを、動画でご覧いただきましょう。


いかがでしたでしょうか。
やはり回転が片方だけだからかボールはカーブして飛んでいきました。
また、ボールが軽すぎるせいか減速も早かったです。

例えばモーターをもっと回転数の高いものに変えてみたり、ボールをもう少し重みのあるものに変えてみれば、ボールの軌道も変わってくるのかもしれません。
後は相方もモーターにしてダブルで回してボールを飛ばしてみたり、回転を縦に変えてみたりなど、改造の余地がアリアリで色々楽しめそうなキットでございます。

まぁ、見た目も機構も男の子心をくすぐる、良いキットなのではないでしょうか。


みなさんも是非、童心に返って作ってみてくださいね!!


(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は5月23日です!)