エレショップblog

半導体・センサー・マイコン・電子工作キットほか、各種電子部品の専門店「共立エレショップ」から主に電子工作の関連情報をお届けします。 http://eleshop.jp/

カテゴリ: ハンダ付け必須/非マイコン系

記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け必要-非マイコン系]


久々にブログを書いているオカポンです、こんにちは。
今回のブログは、約1年以上ぶり!のワンダーキット(WonderKit)商品を作りたいと思います!

今回作る商品は、こちら!!
★「FMトランスミッターキット / FW-8027M」
です!
fw8027ma


・・・とは言ったものの、FMトランスミッターって何するものなのか、いまいちよく分かっていないオカポンなのです。
説明文を見ると「手のひらサイズのFMラジオ送信機です。」とあります。
ちょろっと調べたところ、FMトランスミッター自体は昔から存在していて、車の中でFM電波を使って、手持ちのオーディオプレーヤーやスマートフォンから曲を楽しむことが出来る、というものらしいんです。
Bluetoothだと1対1でないと使えないんですが、FMトランスミッターだとペアリングせずにラジオの電波にして飛ばすだけなので、音源は1つでもラジオを持っていて電波が届く所にいれば何人でもその音源を聞くことが出来るんですって!
なんか「ラジオの電波を飛ばす」って言うと壮大なものを想像しちゃいますけど、もっとミニマムな所で結構利用されてるんだそうです。

ということで、まずはキットを作ろうと思います!
パッケージはこちら。
FW-8027M-1-1

中身はこんな感じ。
FW-8027M-1-2

基板はこちら。
FW-8027M-1-3FW-8027M-1-4

小さな面実装の部品は、あらかじめ取り付けてくれています。有難い!
FW-8027M-1-5


基板や部品の内容を見た感じ、初心者向けではないのは分かったんですが、まぁ出来るだろう!と。たかをくくってかかったのですが。
案の定苦戦しましたよ。トホホ...
オカポンがハンダ付けするのが久々だったからなのか、難しいキットだったからなのか、ボチボチ手こずりました…。


今回、説明書がカラーで、部品の取付場所など詳しい説明が記載されているので、迷うことは少なかったです!

まずは、抵抗。
FW-8027M-1-6FW-8027M-1-7
小型抵抗なので抵抗のカラーコードが見にくいのですが、頑張って!

続いてマイクロインダクタ。
FW-8027M-1-8FW-8027M-1-9
大きくてカラーコードが分かりやすいのは有難い。

そしてセラミックコンデンサ。
FW-8027M-1-10FW-8027M-1-11
同じ形なのですが3種類の値があります。
でも本体に値が書いているので、どこにどの値を入れれば良いのか分かりやすいですね!

お次は積層セラミックコンデンサ。
FW-8027M-1-12FW-8027M-1-13
これも、同じように本体に値が書いているので、どこに何を入れるか分かりやすいです。

続いてLED。
FW-8027M-1-14FW-8027M-1-15
LEDは、取り付け方向があります。
足が長い方が「+」でしたね。

そして半固定抵抗。
FW-8027M-1-16FW-8027M-1-17
え、部品の袋に入って無い!!?と思ったんですが、実は別パックの中にありました。
電池ボックスとかと一緒にスポンジにささってました。
取付ける際は、基板の穴位置と部品の足配置を見て取り付けてください。

お次は水晶振動子。
FW-8027M-1-18FW-8027M-1-19


どんどん行きます。トランジスタ。
FW-8027M-1-20FW-8027M-1-21
同じような形していますが実は別物。
部品に書かれている番号が違うので取り付ける時は気を付けて刻印を確認して、ハンダ付けしてください!

これ要注意!電解コンデンサ。
FW-8027M-1-22
足の長さが異なりますが、極性が無い電解コンデンサなので、取り付け方向は気にしなくてOKです。
ただ、電解コンデンサ同士のハンダ位置が結構近いので、ハンダ同士がくっつかないようにハンダ付けするのが大変でした。※オカポン的難しいポイント、その1
先の細いハンダゴテがあるとちょっと楽かもしれません。

そしてICソケット。
FW-8027M-1-23
ICソケットに凹みがあるので、その方向と基板に描かれている凹みマークをあわせて取り付けてくださいね。

これも要注意。スライドスイッチ。と、こっちは問題無しのタクトスイッチ。
FW-8027M-1-24


FW-8027M-1-25
オカポン、失敗した箇所。※オカポン的難しいポイント、その2
スライドスイッチの足間隔が狭いので、あっ・・・と思ったときには、お隣さんの足とくっついていました。
えーーーーー・・・・と一瞬呆けてしまいましたが、そんな時にあると超便利というか、これが無いと始まらない!★「はんだ吸取線」
適当にニッパーでカットして、ハンダを吸い取りたい所の上に乗せて、はんだごてで吸い取ります。
FW-8027M-1-26FW-8027M-1-27

はい、きれいになったー!
FW-8027M-1-28

その上からもう一度ハンダを乗せたら、OKです。
FW-8027M-1-29
失敗しても慌てず焦らずリカバリー。
あれ?オカポンいっちょ前っぽい?

これも要注意!ヘッダーピン。
FW-8027M-1-30
足いっぱいで、ハンダ付け難しそう…。なんて思ってたら。
まぁ、失敗したんですけどね!!※オカポン的難しいポイント、その3
3列の場合、密度が高いんでハンダゴテの先が隣の足に接触してハンダが流れていっちゃいやすいんですよねぇ・・・
FW-8027M-1-31
さっきと同じように、★「はんだ吸取線」でハンダを除去して、再度ハンダ付けします。

FW-8027M-1-32
FW-8027M-1-33
これでリカバリ完了。ふう...

続いてΦ3.5mmジャック。
FW-8027M-1-34
足の数が違うので取付ける際は間違えないように注意してくださいね。
黒い方(3本足)は緑の方(足5本)に取付できちゃうので、間違えないように緑の方から取付けるの推奨です。

そして電池ケース。
FW-8027M-1-35FW-8027M-1-36
電池の出し入れで力がかかりやすので、ハンダをパッド全体にしっかりとハンダ付けした方が良いそうです。

こんな感じ。
FW-8027M-1-37
結構モリモリです。


オカポン史上初?!
取り扱い注意な、液晶モジュール、です!
FW-8027M-1-38FW-8027M-1-39
繊細な部品なので、無理な力をかけないように、ハンダ付けする時も端子同士がショートしてないか、必ず確認してくださいね。

ということで、こんな感じ。
FW-8027M-1-40
コレは上手くいきました!

ICです。
FW-8027M-1-41FW-8027M-1-42
ICはハンダ付けしません。ICソケットに挿すだけです。
ICの凹みと、ICソケットの凹みを合わせて取り付ければ、OK。

最後に、短絡ソケットを、ヘッダーピンの上に挿し込みます。
FW-8027M-1-43


ということで、完成です~~~!!
FW-8027M-1-44

FW-8027M-1-45
FW-8027M-1-46


作業時間は、1時間ちょっと。
今回はここまで!
苦労した点もありましたが、オカポン的には結構サクサク進めることが出来ました。(最初と言ってることが違う(笑))

このキットは部品密度が高いので、先の細いハンダゴテの方が組み立てしやすいかなと思ったんですが、電池ボックスやφ3.5mmジャックなんかはハンダ面が大きくて、こういうところは先が細くないほうがやりやすかったり。
ハンダゴテが2本あればハンダ箇所によって使い分けもいいと思うんですけど、ハンダゴテ1本で作るならC型とかD型のコテ先の方が良いのかなぁって。
そういった意味では初心者向きのキットではないと思ったのでした。

次回、★「FMトランスミッター」の動作確認や使い方紹介をしようと思います。


皆さんもぜひ作ってみてくださいね♪

(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は3月9日です!) 

記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け必須-非マイコン系]


早いもので1月がもう終わってしまいました。
まさに脱兎の如く時が走り去っていきますね。

と言う訳で本日は、そんな卯年にちなんだウサギの工作をしてみようと思います。

時は少し遡るのですが、昨年11月5日と6日に日本橋でんでんタウンから1本道を入った通称『オタロード』で、『ぽんフリ』と言うフリマイベントがありまして、6日の日にオカポンも売り子として参加してきました。

その時、ただ立ってるだけでは面白くないと思って、ウサギマスクを作って、被っていったんです。


どうですか。
なかなかリアルに出来てるんじゃないかと、ちょっと自画自賛。
これだけでも十分インパクト有るんですけど、どうせなら共立っぽくウサギの目を光らせて展示したら面白いんじゃないかと思いました。

で、社内の詳しい人に相談したところ、
教えてくれた商品がこれ↓


このLEDネオンチューブライトはLEDテープと同じで何センチか単位でカットして使えるんですって。
しかも切り離したところは電線で繋げばまとめて点灯させることができるので、看板とかサインとか作るのにもピッタリなんだとか。
実際にシリコンハウスでは外に向けて展示してたりもします。
LEDNEON612xxf

このLEDネオンチューブをウサギの目の内側に沿って配置して、光らせてはどうかと。

と言う訳で、やってみました。

まずは★赤色のLEDネオンチューブライトをもらってきて、ウサギの目に沿うような長さでカットします。
このネオンLEDをカットして使用

カットしたら端っこを少し剥いて、電線をはんだ付けするパターンを出します。


裏面を見ると極性が書いてあるので、それを頼りに電線をつなげます。
電線を繋いだらマスクの裏側からウサギの目に取付けます。

正面から見るとこんな感じです。
赤い目のウサギさん

2本のLEDネオンチューブは直列に繋いでます。つまり広げたら1本になるように。
ここにDC12Vの電源を投入するとLEDネオンチューブが光って、結果目が光っているように見える、と言う寸法です。

ネオンLEDは直列に繋いでます



ではその衝撃の。
目が赤く光っている!
ウサギのマスクを見ていただきましょう!!

おぉう・・・
夜道で出会いたくない類のナニカだ・・・

ちなみにマスクを付けて光らせてみましたが、LEDネオンチューブは1面だけが光るので、マスクを付けている本人はあんまり眩しくもありません。
内側はそんなに眩しくない
むしろLEDネオンチューブの光がマスクの中の私の目をカモフラージュしてくれるので、目隠しのフィルムとかを付けなくてよく、むしろ視界良好でした。

と言う訳で目が光るウサギのマスクは完成したのですが。
このままだとDC12Vが必要になるのでイベントなど外で被って使用することが困難です。
なので更にアドバイスを貰ってモバイル化することにしました。

用意した部品はこちら↓

DC5VをDC12Vに昇圧することができるDC-DCコンバーターです。
これを使ってモバイルバッテリーでウサギの目を光らせよう、と言う魂胆なのです。

使い方も超簡単。
電源とLEDネオンチューブの間に取り付けるだけ。
ただしINとOUTを間違えないように注意が必要です。

DC-DCコンバータを付けて使いやすいように
今回は絶縁と基板の保護を兼ねて『OAS1R5-0512-X』が入っていたパッケージに入れました。
あとはIN側(DC5V側)にUSBのA型プラグを付けて、モバイルバッテリーに繋げば完成です。

と言う訳で。
目が光るウサちゃん完成!
ドーーーン!!

これでいつでもどこでも目が光るウサちゃんで練り歩くことができます。
イベントとかで注目の的間違いなしですね!
 

みなさんも是非、作ってみてくださいね♪


(記事:オカポン)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月9日です!) 

記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け必要-非マイコン系]


はじめまして、奴手猛汰と申します。
えっ?何て読むって?
それは、この記事を最後まで読み進めていただければわかります。
唐突ではありますが、「よし、DIYを始めるぞ!」
さて、何を作ろうか?とは言っても、全くの初心者なので手間をかけずに簡単にできるものがベスト。
我が家の朝は、トイレの争奪戦から始まります。
時間を無駄にしたくないので、トイレの使用状況が一見してわかるようにしたい。
ということで、「トイレ入ってますヨ表示器」を作ることに決定。
用意する部材は、下記の通り。
photo1

・光センサキット / PK-L1
https://eleshop.jp/shop/g/g401856/
pkl1a

・ファイブフラッシャー2キット / FF-13RB2
https://eleshop.jp/shop/g/g401956/
ff13rb2a

・耐熱ビニル絶縁電線 一括スズコート線 2m×6色 / SN-UL1007 AWG28 L-2m 6C
https://eleshop.jp/shop/g/gM9G111/
SNUL1007AWG28L2m6Ca

・ナット入り貼付スペーサー ASTシリーズ 10mm / AST3-10B
https://eleshop.jp/shop/g/gL2Q128/
AST310Ba

・006P用小型スライドスイッチ付BOX電池ケース / SBH9VAS
https://eleshop.jp/shop/g/g6CM129/
sbh9vasa

・006P形アルカリ電池 / 6LF22EXD/1S
https://eleshop.jp/shop/g/gF73111/
6lf22exd1sa

上記以外に、電子工作キット(PK-L1とFF-13RB)を組み立てる為の工具が必要です。
面倒くさがり屋でなおかつ電子工作初心者の私のおすすめは、

・電子工作スターターセット / TS-D2
https://eleshop.jp/shop/g/gLA8318/
TSD2a

部材と工具が揃ったので、早速製作に取り掛かります。
まず、工具を用いて付属の説明書を参照しながら電子工作キット(PK-L1とFF-13RB)を組み立てます。
ここでは、組み立て方は割愛させていただきます。
組み立てが苦手なら、それぞれのキットの【組立サポート付】をチョイスすればOK。

・光センサキット【組立サポート付】 / PK-L1 (G)
https://eleshop.jp/shop/g/g44231M/
pkl1a

・ファイブフラッシャー2キット【組立サポート付】 / FF-13RB2 (G)
https://eleshop.jp/shop/g/g4BJ321/
ff13rb2a

ワンダーキット(WonderKit)なら、たとえ組み立てに失敗しても「点検・修理サービス」があるので安心。

それぞれのキットの組み立てが完了したら、個々の正常動作を確認。これは本当に大事。
これを怠って、いきなりキット同士を接続して動作しなかったら原因究明に四苦八苦するからね。
photo2

「PK-L1」(以下PKという)と「FF-13RB」(以下FFという)を接続

PKとFFの電源電圧(DC9V)は同じなので、電源を共有することにします。
「電池ケース/SBH9VAS」のリード線の先端を「電線 / SN-UL1007」の赤黒(約4cmにカット)を用いて分岐させます。
分岐部は2本の撚線同士をねじり合わせて1本にして、ハンダあげ処理をします。
photo3

PKの電源入力部(基板シルク印字のPW)に「電池ケース/SBH9VAS」のリード線の先端部(分岐処理済み)をハンダ付け。
分岐させた赤黒電線(約4cmにカット)の先端をPKの負荷用電源入力部(基板シルク印字のCN2)にハンダ付け。
※極性(+-)に注意

FFの電源入力部の電池スナップを外して、そこに先ほど使用して余った赤黒電線(約196cm)の先端をハンダ付けし、
その片方の先端をPKの負荷用電源出力部(基板シルク印字のCN1)にハンダ付け。
※極性(+-)に注意

これで、各部の接続は完了。「ね、簡単でしょ?」
photo4

それで、この製作物[以下「入ってますヨ」という]がどんな動作をするのかというと、こんな感じ。

1.トイレの照明スイッチをON
2.トイレ内の照明の明るさをPKのCdS(光センサーのことで、基板シルク印字のSEN.S)が検知し、約2秒程のタイムラグを経て圧電ブザーが「ピッ」と鳴りPKのメカニカルリレー(継電器のことで、基板シルク印字のRY1)がON
3.電源(電池ケース内の006P乾電池のDC9V)が、PKのPW→CN2→CN1を経由してトイレ外のFFに供給されFFが動作(5個の青色LEDがランダムに点滅)
4.トイレの照明スイッチをOFF→約2秒程のタイムラグ→PKのメカニカルリレーがOFF→FFへの電源供給が遮断(5個の青色LEDが消灯)

いよいよ、この「入ってますヨ」をトイレのドアに設置するのですが、事前準備として以下の手順でPKの設定と動作確認ををします。

1.PKと電池ケース、FFをトイレのドアの内側に「ナット入り貼付スペーサー/AST3-10B」と両面テープ(今回は我が家に有ったエーモン製を使用)で貼り付ける→PKの設定の為の仮留めです。
※PKの設置の際は、トイレに人が入ってもCdS(光センサー)が影響を受けない位置にする。設定時の明るさを下回るとPKのメカニカルリレーがOFFになっちゃうからネ。
2.電池ケースに「006P形アルカリ電池」をセットし、電池ケースのスライドスイッチをON
3.PKのスライドスイッチ(基板シルク印字のMODE)を「Light」側にセット
4.半固定抵抗(基板シルク印字のVR1)を「L」側に回し切って赤色LED(基板シルク印字のLD1)の消灯を確認
5.トイレ内の照明をつけ、LD1が点灯する位置までVR1をゆっくりと左に回す
6.LD1が点灯し、約2秒程のタイムラグを経てLD2(黄色LED)が点灯し同時にFFの青色LEDもランダム点滅

これで事前準備はOK!

後は、PKをトイレのドアの内側に、FFを外側に設置すれば作業終了。
(PKとFFは何れも「ナット入り貼付スペーサー/AST3-10B」を各2個用いて固定)
PKとFF間の電線は、トイレのドア下の約2㎝の隙間を通しました。
photo5
PKの圧電ブザーは、電池ケースの上に両面テープで貼り付けました。

photo6

これで、我が家のトイレの使用状況が一見してわかるようになったヨ!
早速、「入ってますヨ」をお披露目すべく、妻をトイレ前に呼んでトイレ照明スイッチをON!
すると青色LEDがランダム点滅し完璧な動作!

そこで妻をトイレ前に呼び寄せ、「入ってますヨ」をお披露目しつつ設置理由を説明。
すると、妻が無言でトイレのドア上部を指差して一言。
「ここに、明かり窓付いてるけど」

視線を上に向けると、「なんということでしょう。明かり窓が有るではありませんか!!」
「やってもうた(奴手猛汰)!!!」
でも、青色LEDが眩しくてかっこいいからこのままにしておく。
気が向いたら、プラスチックケースにでも組み込んで見栄えよくしてみヨ。



さて、次はどんなへまをやらかすやら。


(記事:奴手猛汰)
更新予定:毎週木曜日(次回は2月2日です!) 

記事担当:共立プロダクツ
[ハンダ付け必要-非マイコン系]


昨年の春から自宅で小鳥(小型インコ)を飼っています。原産が南米の暖かいところということで、日本の冬を快適に過ごすにはヒーターなどの暖房器具を使う必要があるとのこと。
もちろん部屋のエアコンを一日中、効かせっぱなしにしておけばインコさんは暖かくてハッピーなのですが、電気代のことを考えると飼い主のフトコロが冷え切ってしまいます。


そこで登場するのがペット専用ヒーター、私が買ったのは電球みたいな形をした40ワットの赤外線タイプのものです。
写真1

これ、むかしお世話になった白熱電球にしか見えませんが、夜でも眩しくないように作られた専用の物だそうです。明るいところではよく分かりませんが、暗いところで見ると確かに少しオレンジ色に光っていて、いかにも暖かそうです。

これを専用の器具にセットして、鳥かごに引っ掛け、鳥かごカバーをかけて、中の空気ごと暖めてやります。

写真2写真2サブ

写真3
(写真は鳥かごカバーを外したところ)

でもこのヒーターは今どきのLED電球と比較して寿命が短く、ある日突然切れてしまうとのこと。ガラス管に入っているので修理もできず、あきらめて新品と交換するしかないようです。

でも切れたままの状態で気付かずにいるとインコも飼い主も冷や汗ものですので、時々確認しなくてはなりません。でもうっかりして忘れそうで、なおさらカバーがかかっていると見間違いそうで、えらく心配になってしまいました。

それならヒーターを2つ入れておけば、片方が切れても最悪の事態は免れそうだと思いついたのですが、でも昨今の電気代値上げも気になるし(ペットの健康に対してお金をケチりたくはないのですが)、逆に暑くなりすぎて「焼き鳥にする気か」と噛みつかれるのも不本意ですし。

愛鳥家の皆さんがどうしてるか気になりますが、ここは電子部品屋として知恵を使ってみようということで...

そういえば、こんな部品がありました。カレントトランスです。
写真4

これ、電気の流れる量を測る部品です。写真は貫通型と呼ばれるタイプで、AC100Vの配線を穴に通すだけで電気の流れを検知できます。(詳しい説明はネットで検索お願いします)

これで電球がちゃんと灯っているか、切れてしまったかを簡単に調べられないかな?

とりあえず実験のために試作してみました。
写真5

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【重要】AC100ボルトのコンセント配線があります。電気工作の経験がないと難しい部分があり、また感電や発火など深刻な事故につながりますので、相応の資格を持った方以外は自作をご遠慮ください。

1.まず、ACプラグ付きコードの外側の皮をむきます。(20センチ位)
中に入っている白色と黒色の線に傷を付けないように、ちょっとずつカッターなどの工具で切れ目を入れながら取り外します。
もし線に傷が入って、中の銅線が見えてしまうと感電の危険がありますので、その部分から切断し最初からもう一度やりなおします。
写真6

2.カレントトランスに線(白・黒どちらでも片方のみ)を巻きます。
線を入れる向きも適当でかまいません。でも絶対に中の銅線がむきだしになっていない事を確認して下さい。
写真7

ちょっと狭いですが、できるだけ多く巻きます。このコードでは3回巻けました。
写真8

実は安く作るために100均ショップで売っている延長コード(200円)を使ってみたのですが、線が太く、穴に通すのがせいぜいで2回も巻けません。(15アンペア対応のため太く作られている)
これだとACソケットも最初から付いていて手軽にできるはずだったのですが、残念です。

ちなみに巻き数を多くできると電流を検知する能力がアップするので、うまく働く可能性も大きくなります。

3.ヒーターのコンセントを差し込めるように、線を加工してACソケットをつなぎます。
写真9写真10

4.カレントトランスから直接生えている2本の細い線(白・黒)とLEDランプをハンダ付けでつなぎます。

写真11
  ↓
写真12

2つのLEDの足は向かい合わせに「長+短」をペアにして、カレントトランスの細い線につなぎます。
LEDの足に注意して下さい、長い同士・短い同士の接続ではありません。(ここ大切)


とりあえず配線完了、コードをコンセントに差し込み、ACソケットに赤外線ヒーターの線を差し込みます。


LEDランプが赤く光りましたね、とりあえず成功です。

なお、カレントトランスの細い線(LEDランプへの配線)は手で触っても感電しません。でも何かに引っ掛けたりすると良くありませんので、絶縁テープ等でショートしないように処理の上、トランスや配線部分全体を半透明のタッパー容器などに入れると、見栄えもランプの光具合も良くなるんじゃないでしょうか。

寒いインコさんの心配をしなくて良いように、このような単純な物でもメーカさんがお手頃価格で商品化してくれるとうれしいですね。

今回はここまで、お付き合いありがとうございました。


最後にご注意いただきたいことを書いて終わりです。
・今回の実験では、特定の赤外線ランプの断線検知の為だけに、できるだけ部材が少なくなるよう回路を構成しています。
よって一般的に想定されるカレントトランスの使用法から逸脱している部分があるため、他の用途や商用には決して供しないで下さい。
・本工作はAC100ボルトのコンセント配線を扱います。繰り返しになりますが、電気工作の経験がないと難しい部分があり、また感電や発火など深刻な事故につながりますので、相応の資格を持った方以外は本記事を参考にした自作をご遠慮ください。
なお当方では本記事を参考に製作された工作物により直接・間接的に生じた損害に対して一切責任を負いかねますので予めご了承ください。


(記事:池)
更新予定:毎週木曜日(次回は1月26日です!)

記事担当:共立エレショップ
[ハンダ付け必要-非マイコン系]

北風が身にしみる季節になってまいりました。
寒いですね。参ったもんです。

風が吹くと桶屋が儲かるなんて話がございますが、昨今はそんな複雑なものはウケないようで、もっとシンプルに風が吹くと電気ができる、程度の方が喜ばれるようでございます。

と言う訳で本日は。
ツイッターでも話題になったデジットキットの新作、★「 ミニ風力発電 実験セット / FUURYOK-KIT」を作ってみようかと思います。

01売り物そのままのパッケージ
店頭からサンプルに頂いてきたキットでございます。
デジットキットの変わらぬパッケージ。味わいがありますね。
では袋を開けてみましょう。
02パッケージの中身
中身は説明書と発電機(モーター)関係の部材と、制御基板関係の部材とで分かれております。
基板に関わる部材は一つに袋にまとめて入れられておりますので、作る時迷わなくて助かりますね。

基板はなんとも小さく、部品密度も高め。
04基板はとても小さい
さて、最近視力も指先も衰えてきた私に作れるんでしょうかねぇ。(ヨボヨボ)
なんというか、こういう無駄のない基板構成もデジットらしいですね。

説明書もデジットらしい、簡素ですが必要十分な情報が書かれたいつものアレでございます。
03デジットらしい簡素な説明書
これをもとに組立てていきましょう。

まずは抵抗など背の低い部品から取付けていくのですが、最初にして最大の山場がございました。
05そんな小さい表記読めるか!
D1『ツェナーダイオード』とD3『小信号用ダイオード』でございます。
説明書には、ツェナーダイオードには『5.6Bの表記』が、小信号ダイオードには『T3の表記』が有ると書かれております。
が。
こんな小さいもの見えるわけがございません。
伊達に何十年もメガネかけて生活しているわけではございませんよ。
スマホのカメラで拡大してみても、正直なところよく分からない・・・
仕方ないので最終手段。説明書の部品写真をもとに取り付けをいたしました。
06最終手段の写真で判断
小さい方がツェナーダイオードか・・・

今回はなんとかなりましたが、説明書の変更が間に合わず部品が変更になった場合や、そもそも部品の写真が載っていない場合はこの方法が使えないので厄介です。
こういう時に拡大鏡などがあれば良いのですが。
寄る年波には勝てないので、こういう時のためにルーペなどを用意しておきたいですね。
あと、暗い場所ではやはり視認性が悪くなるので、明るい場所で作業をするか、手元灯も欲しいところでございます。
ぜひエレショップでお探しくださいませ。

気を取り直して組み立てを進めます。
小さいもの以外は苦にならないので、その後はサクサクと組立てが進みました。
07部品密度はなかなか
ハイ完成。
久しぶりにキットとか作ったんで部品がガタガタですね・・・
部品密度も高めなので、コテ先の大きいハンダゴテではハンダ付けもしにくく、ちょっと苦労しました。
コテ先が細めのハンダゴテを使用して、基板保持具などで基板を固定するとハンダ付けが格段に楽になります。参考にしてみてくださいませ。
キットの製作レベルとしては初心者向けではないかと。
上述しましたように部品密度が高いので、ハンダ付けには慣れておいたほうが良いと思いますが、1~3個程度電子工作キットを作ったことがあれば特に問題ないように思いました。

と言う訳で、基板は完成いたしましたので、次は発電機部分を製作いたします。
08基板の後は発電機の組立
と言っても風車を組んでモーターに取付けて、モーターに配線材をつけるだけなのではございますが。

まずは風車を組立てます。
09羽を差し込むだけで完成 10羽を差し込む時折れはしないかとヒヤヒヤした(杞憂)
とは言っても軸に4枚の羽根を差し込むだけ。簡単なお仕事でございます。
ともすると羽根が弱く見えて、差し込む時に折れてしまうのではないかと不安にも思いますが、まぁ多分大丈夫でしょう。力の掛け方さえ間違えなければ。

風車が組み上がったらモーターに取付けます。
11グイッと根本まで差し込む
奥までグイッと差し込みましょう。

最後に配線材を取り付けるのですが、なぜ先に風車を取付けたかといいますと。
12逆さにすると安定するのでこの状態でハンダ付け
その方がモーターが安定して立ち上がるからなんですね。
安定している方がハンダ付けしやすいですから。

さて取り付ける配線材。
13配線材は被覆をかぶったまま
見ての通り片端は被覆をかぶったまま。
この状態ではハンダ付けができません。
なので被覆を剥いてあげてください。
14爪でキュッとやってもいいけどワイヤーストリッパー推奨
このくらいの太さであれば爪でキュッと引っ張っても剥けますが、電子部品屋としてはワイヤーストリッパーの使用をお勧めいたします。

では配線材が準備できたので、いよいよモーターにハンダ付けしようと思ったのですが。
15端子に電線を固定させる穴がない
ぬぅ、端子の形がイヤンな感じ。
私の記憶にあるモーターの端子は平板に穴の開いている物なので、その穴に電線通してハンダ付けすればイイやと思っていたのですが。
この端子形状ではそれができませんね。
仕方ない。ならば予備ハンダだ。

と言う訳で電線と端子に大正義予備ハンダを施しました。
16大正義予備ハンダ 17こっちにも予備ハンダ
横着がらずにこういう下準備が大事なんですよね。
分かってるんですが面倒なんですよねぇ。

両方に予備ハンダをしたので、くっつけてハンダゴテで温めればハンダ付け完了。
19配線完了
予備ハンダは手順は増えますが難易度は格段に下がるのでホント大事でございます。

後は配線の先のコネクタを基板に繋げば、ミニ風力発電実験キットは完成でございます!
20キットの製作終了~


ではでは。
早速その性能を見てみましょう。
用意したのはこの夏私のデスクで大活躍してくれた卓上扇風機。
21卓上扇風機を用意しました
バッテリー内蔵で手持ちでも使えるので、服の中とかに風を送ったり全身の至る所に風を当てたりと大活躍でした。
風量こそそれほど多くはないものの、エアコンの射程から微妙に外れた位置にデスクを構える身としては、頼れる味方なのでございます。

では早速風を当ててみましょう。
22LEDが光ってる
おお!基板上のLEDが光った!
ちゃんと発電してるみたいです。

このキットの風車は、よく見る風力発電のプロペラ型、飛行機のプロペラや扇風機のような形のものではなく、いわゆる垂直型を採用しております。
垂直型は回転数こそプロペラ型には劣りますが、広い範囲から風を受けて回ることができます。
某テレビ番組のコーナーで、水を汲み上げるために大学の屋上に設置した風車がこの垂直型でございます。
風向きに合わせて風車の方向を変える必要がないので、簡単に安定して風力を得られるわけです。

さて、風力にしろ火力にしろ太陽光にしろ、発電した電気はそのままでは使えません。
安定した電圧に整える必要があるんですね。
例えば家庭用の電気はAC100Vに整えて各ご家庭に届けられておりますし、USBポートの付いたソーラーチャージャーはDC5Vに電圧を整えてUSBポートから出力されております。
今回のキットでは最初に製作した基板がその調整役になっており、発電した電機をDC4~4.7V(実測値)に整えて、青い端子台から出力できるようになっております。

23この風量ならこんなもんか
私が愛用している扇風機では4.1Vくらいの電圧が出力されておりました。
これだけ出ていればLEDを光らせたり省電力タイプのマイコンボードは動かせるかもしれません。

ただ、電圧は安定しても電力は安定いたしませんので、どのくらいの電流が取れるかは風の強さによります。
太陽光にしろ風力にしろ、こと自然というのは安定とは程遠い存在でございますので、実用となると何らかの蓄電装置が必要になるのではないでしょうか。
あくまで『実験キット』と言う事でお楽しみくださいませ。

それにしても。
人間は古来より不安定な自然に悩まされてきたせいで、安定を得たくて科学技術を発展させてきたのかもしれませんね。


みなさんも是非、安定した電気を作ってみてくださいね♪


(記事:伊東)
更新予定:毎週木曜日(次回は12月22日です!) 

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